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トクホ(特定保健用食品)商品の治験モニター

大手食品会社の健康ドリンクの治験モニターなども一般的です。

募集条件は健康とは呼べない「血圧が140mmHg以上、中性脂肪が150mg/dL以上、血糖値が110㎎/dL以上、LDLコレステロールが120~180mg/dL」などと限られています。

よくCMで「6カ月服用した人の75%に効果がありました!」という実績は、治験モニターが試した結果であることが多いのです。

例えば、糖尿病や高血圧が気になる人であれば、専用の糖尿・高血圧治験ボランティアなどもあります。

ボランティアと称していますが、謝礼として通院1回で平均1万円以上が支払われます。

治験できる医療機関が決まっているため、応募は関東と関西、福岡県などに在住の人に限ります。

健康ではない人は健康になれる可能性もあり得ますし、逆に健康効果がないときもありますが、謝礼金はきちんと支払われます。

治験モニターは医学の発展に不可欠であり、想像以上に社会貢献度の高い副業です。

長期間にわたる治験は報酬が高い

平均収入は5,000~数万円と幅が広く、料金はその人の健康状態にもより、謝礼金は「高額有り。金額はお問い合わせください」というところも多くなっています。

治験期間も平均収入と同様に幅が広く、2時間で済む場合もあれば、1年間続けることもあります。

食品の試験では約6カ月が多く、10回の来院で80,000円くらいが相場ですが、内容次第で極端に変動します。

長期の6カ月間といっても、6カ月間拘束されるわけではなく、定期的に来院しての検査がほとんどです。

仕事によっては数日ほど拘束される場合もありますが、一般的に拘束される時間が長いほど、副収入も高い傾向にあります。

治験モニターの平均収入を時給に換算すると1,500円以上になり、読書やゲームでくつろぎながら時間を過ごすこともできます。

また、治験モニターでは「時給、バイト代、給料」といった言葉をあえて使っておらず、人体実験などの悪いイメージを払拭するために「謝礼金、協力費、負担軽減費」と記述しています。

副業で治験モニターを始める手順

治験モニターの副業をするためには、治験モニターの会員を募集している提携会社などから申し込みを行い、案件を紹介してもらいます。

1.モニター登録

JCVNの治験モニターや新薬ネットの新薬モニターといった正式な株式会社やNPO法人などに登録をします。
目的別にはメタボモニター、糖尿・高血圧治験ボランティア、ニキビモニターなどもあります。
もちろん、登録者の個人情報は保護されます。

2.臨床試験の案内

臨床試験への参加依頼が登録先のスタッフからメールで連絡がきます。
こちらから志願することもできますが、適した治験内容が常にあるわけではないので連絡待ちが基本です。

3.事前検査

臨床試験に参加する前に指定のクリニックにて検査を受けることがあります。
これは臨床試験の基準に関係なく、健康状態を確認するためのものです。

4臨床試験の同意

医師からの説明を踏まえ、参加するかどうかを決めます。
これに同意しないと治験は受けられません。内容は各医療機関で異なるので、しっかりと確認しましょう。

5.臨床試験の開始

実際に臨床試験を行い、期間中は指定のクリニックにて決められた検査を受けることになります。
時間的な拘束を受けるために謝礼が支払われますが、その金額は臨床試験ごとで異なります。

また、新薬の治験とは臨床試験の最終段階です。その際は動物実験で結果が出ている薬品しか扱わないので安全性も高いですが、副作用や個人差により、不調を感じる可能性がないわけではありません。

治験モニターはその薬品や食品によって、検証方法も異なるため、スタッフから説明を受けるときは、詳細までチェックしたいところです。