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安全性が担保された薬のみを服用する

治験とは国から薬として承認を受けるために行う臨床試験のことです。

研究室での実験を通じて、新しい薬の可能性があるものを選別し、安全性を調べるためにマウスなどの小動物を使った試験が繰り返されます。

そのため、確実な安全性を認識された薬だけが新薬候補となり、人による臨床試験である治験に移ります。

そこで、治験のためのモニターを募集します。

新薬にもよりますが、始めは病気ではない健康な成人、次にその病気に該当する少数の患者、最後に既存の薬などを服用している多数の患者を経て、新薬として完成していきます。

医療や健康医学の発展の役に立つ副業

治験モニターは新薬や健康食品の臨床試験のモニターとなる仕事です。

服用後は採血や採尿、身体測定を行い、医師に経過を見てもらいます。

完全に健康でなければいけないイメージがありますが、実はその逆で不健康な人が優遇されるケースが多いようです。

健康な人に薬品や健康食品は不要ですので、例えば「高血圧で悩んでいる人、特定保健用食品の認可に向けて、治験モニターに参加してみませんか?」という募集をよく見かけます。

この治験モニターを必要としているのは、製薬会社の研究機関、内閣府認定のNPO法人、大学病院の医療機関などです。

医師監修の下で進められ、臨床試験に参加する前に必ず医師から説明もあるので、新薬のせいで体調が著しく悪化するようなことは、まずないと言っていいでしょう。

例えば、週に1回、2時間程度の検査を複数回繰り返して5万~8万円、1回の通院が1万円前後に換算できます。

2泊3日で10万円前後というのもあり、治験内容によって、相場は様々です。

土日だけの通院もできますし、拘束時間が短いために本業への影響度も少なく、定期的に複数回は来診して検査します。