一昔前までは、求人情報欄に「35歳以下」や「20歳~40歳まで」などの年齢制限を設けることができましたが、雇用対策法により、最近の求人情報には年齢制限を設けることができません。
応募者からしてみれば、「この求人は年齢制限ないから60代の私でも採用してもらえる!」と思ってしまいます。
職種にもよりますが特にサービス業では、60代の男性アルバイトを積極的に募集している会社はほとんどありません。
実際にはどの会社も年齢制限を設けているのが普通です。しかし、表向きには年齢制限をしてはいけないので、何歳でも応募可能としなければいけません。
会社側からしてみれば、募集対象ではない年齢の応募があったとしても、書類選考の時点で不採用にしてしまえば、何の負担もかかりません。
しかし、求職者にとっては、絶対に採用されないバイト先に対して、履歴書を書いたり面接対策をしても、時間もお金も無駄になってしまいます。
となると、この求人はだいたいどの年齢をターゲットにしているのかを認識しておく必要があります。
募集年齢の見極め方
では、求人の募集年齢がだいたいどれぐらいなのかを見極めるコツはあるのでしょうか?
仕事内容である程度判別することが可能です。
※アルバイトで未経験の職種にチャレンジする場合
30代以上は雇われにくい仕事の一例
- レジャー施設
- 事務
- クリエイティブ系
- キャンペーン系
パチンコ店やゲームセンターなどのレジャー施設は、従業員の見た目の印象が集客に影響するので、若い人が採用されやすい。キャンペーンでも同じことが言えます。
クリエイティブ系は専門的な知識がいるので、20代でキチンと知識を付けておかないと30歳以上での採用は厳しくなります。
事務職のアルバイトは、非常に人気があるので、30歳を超えた未経験者が採用される可能性は非常に低い。
30代からでも雇われやすい仕事の一例
- 飲食業
- 家電販売
- 製造業
- 軽作業
- イベント設営
- 配送・ドライバー
- 営業
飲食業は、完全な売り手市場になっているので、会社は年齢を見ている場合ではありません。なので、高年齢の未経験者でも比較的雇われる可能性は高い。
製造業は、若い人が働きたがらないので、おのずと高年齢者でも採用されやすくなります。軽作業でも同じことが言えます。
配送関係は、基本的にお客さんと接する機会が少ないので、ある程度年齢が高くても採用されやすいです。
求人欄に掲載している写真でも判別可能
求人サイトで、求人欄に職場の写真を掲載している求人をよく見かけますが、その写真に写っている人の年齢辺りが、実際に募集したい年齢になることが多いです。
なので、この様な写真が求人欄に掲載されていた場合は、この会社は20代の女性を募集しているんだと認識する必要があります。
- 投稿タグ
- 雇用対策法