雇用形態の違いを理解しておこう
労働者としての雇用形態は大きく分けて『正社員』と『非正社員』に分けることができます。
正社員とは?
正社員とは、正規雇用で企業に雇われた労働者のことを指し、正規社員とも呼ばれています。会社での課長や部長などの管理職の多くは正社員になります。
雇用期間の定めが無く永年雇用を前提としていますので、定年まで働ける可能性が高くなります。賃金は会社にもよりますが年功序列が基本ベースになるので、年齢が上がるごとに賃金は増えていきます。
但し、年々年功序列制度を廃止する企業が増えてきているので、年齢を重ねたからと言って多くの収入を得られるとは限りません。
逆に言えば、若い社員でも頑張れば多くの収入を得ることも可能です。
非正社員とは?
非正社員とは、正社員以外の雇用形態のことで、主に「契約社員」「派遣社員」「パートタイマー」「アルバイト」「業務委託」「請負」の6つの雇用形態に分けることができます。
それぞれの雇用形態について簡単に説明していきます。
契約社員
基本的な待遇は正社員と変わりませんが、正社員と違って雇用期間を定めて雇用します。契約期間は最大5年になります。
派遣社員
人材派遣会社と雇用契約を結び、人材派遣会社が指定した企業で勤務することになります。即戦力を求められることが多いので、稼げるバイトや契約社員に比べると収入が高くなる傾向にあります。
パートタイマー
基本的には短時間で長期間勤務している労働者のことを指します。
法律的な定めはありませんが、主に主婦の労働者のことをパートタイマーと呼ぶことがほとんどです。
稼げるバイト
パートタイマーと同じような雇用形態になりますが、稼げるバイトの場合は主に学生など、別に正業を持つ人が副次的に働く形態のことを指します。
業務委託(請負)
業務委託は会社に直接雇用されるわけではありませんので、労働基準法が適用されないことからトラブルが多く、また社会保険の加入もできません。
実績の分だけ収入になるのでやりがいはありますが、収入に対する確定申告や見積書の発行などを全て自分でしなければいけませんので、初めてする仕事としてはオススメできません。